Report Vol.05

公式HP「レポートVol.05」が更新されましたので紹介。




スフィアリーグ2ndステージ  vs 南葛YJシューターズ

雨のち晴れ。ザナ、気迫と団結で残留へ。


負ければリザーブリーグ落ちのザナドゥー。
相手はガッタスとPK戦まで持ち込んだ南葛YJシューターズ
コーチ陣は「あわてない」「気持ちで負けない」というメンタル面に、「カウンター対策」の約束事を確認し選手全員を送り出した。
客席からのザナドゥーコールの中、狂った歯車を自分達で戻す戦いが始まった。


先発は初戦と同じ 安田、MANAMI、中村、福田、松本。


開始から連続してMANAMI、松本がシュートを放ち攻勢をかけるザナ。
素早いプレスと積極的なシュートが南葛に流れを掴ませず、チャンスを生み出していく。完全に流れを掴んだザナドゥーだったが得点を奪えないまま前半を終える。嫌なムードの予感からか、後半、西尾監督が動く。
守護神中村に代えて大林をゴレイロに投入。
ディフェンスよりも「攻めの起点」として得点を取りに行くために、大一番で賭けに出た。


この作戦が功を奏する。
大林のロングスローから松本のシュートなど、攻めのバリエーションは増えた。
リズムがよくなったザナは6分、松本からのパスを受けた安田のシュートが相手キーパーを襲う。直後にも安田がミドルシュートを放つがキーパーが正面でキャッチ。


攻めながらも、結果、後半も得点を奪えないまま、勝負はPK戦へ持ち越された。


PK戦。
ザナは松本、MANAMI、安田が成功。


対する南葛もキッチリと決め、サドンデスに入る。


4人目−。
ザナドゥーはいち早く志願した早房をキッカーに選んだ。
ただでさえ、責任感のいるサドンデスで自ら志願した早房。
試合前から必死にチームを盛上げている早房の姿が目に付いた。
しかし、ボールはゴールキーパーを越えた。 失敗−。


ザナのリザーブ落ちに手がかかる。
しかし、絶体絶命のこの瞬間から「世界を知っている」ゴレイロが光り輝く。
相手のシュートは4本目を枠外に、5本目、6本目を見事にセービング。


崖ップチで、女神がザナに微笑んだ。
早房に代表される「勝ちたい気持ち」「負けられない思い」が最後の最後に通じたのだろう。

殊勲の大林。
しかし、彼女は正ゴレイロの中村を気遣った。
メンタルも、腰痛もひどかった中村。
それでも、中村は必死に練習をしていたのを大林は見ていたからだ。


全員で戦ったPK戦。


優勝は出来なかったが、ザナドゥーはかけがえのないものを手に入れた。


試合終了後、キャプテン安田美香のコメント
「PKで勝ったのはうれしい。メンタル的に寿命が縮まった。リザーブを争うのは悔しい。個人的には一からがんばります。」


【入替決定戦】
         0<前半>0
ザナドゥー  0<後半>0 南葛YJシューターズ
         4<PK>3
得点(PK):松本、MANAMI、安田、田代


前半:安田、MANAMI、福田、松本、中村
後半:安田、MANAMI、福田、松本、大林
(交代:安田→早房)
PK:松本○、MANAMI○、安田○、早房×、福田×、田代○


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